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指輪の新品と中古品の 簡単な見分け方。 |
インターネットによる宝石販売をしている業者はたくさんいます。新品だけを扱っている店もあれば中古品を売っている店もあります。 良心的な店ならば〔新品〕〔中古品〕と表示してあるのですが、中には表示がなく、いかにも新品のように中古を売っている店を見かけます。 宝石は新品仕上げが可能です。熟練した職人が磨き直すとほぼ新品に戻せます。宝石の価値としては変わりませんが、やはり中古品は中古品として売るべきではないかと私は思います。 では、どのようにして見分けるのか? |
プロは |
我々プロはどのようにして見分けているか? ルーペ(宝石を見るための専用拡大鏡)を使い、製品の爪や、エッジを見ます。 いくらピカピカでも、使用していた宝石は角がとれているのです。また、磨き直す時に角が取れてしまうのです。新品はエッジがシャープです。 しかしこの方法は現物がないと出来ません。 インターネットでは写真しかありません。 |
誰でも判る最も簡単な方法 (指輪の場合のみ有効) |
〔あくまで目安です。絶対では決してありません。〕 ◆リングのサイズを見て下さい。 製造業者はリングを製造する時にリングのサイズを一定の大きさで作ります。基準は10号から12号です。 このサイズが日本人には最も多いのです。 (シルバー製品や、マリッジリング等はサイズ直しをしないので各サイズを作るため、この限りではありません。ピンキーも除きます) つまり、通常のリング(女性用)は6,7号、あるいは14,15号では作らないのです。 ですから、極端なサイズのリングは、一度サイズ直した、もしくは過去にオーダーで特別に作った中古品です。 疑ってかかるべきでしょう。 (もちろん中には新品もあります。あくまでも目安です) |
新品と中古品では価値が変わる? |
電化製品や、時計また洋服などと違い宝石は消耗品ではありません。 石はもともと何億(何千万?)年前の結晶ですし、価値は中古品も新品も変わりません。 もちろんデザインの流行等はありますが、素材自体の価値は全く変わりません。 ですが、シルバーなどは簡単に錆びますし、18金も放っておけば変色してしまいます。 大事な宝石ですから定期的なお手入れはしてあげるべきでしょう。 |
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