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宝石の豆知識 part2
宝石の
鑑定書鑑別書保証書

どこが違うの?
よく聞く言葉です。みんな似たような響きがありますよね。実は中身は違うのです。どこが違うのかと言いますと…
鑑定書とは
これは、ダイヤモンドのグレード(品質)を一定の基準に基づいてランク付けした物が記載された書類です。

具体的に言いますと、鑑定書にはダイヤモンド
大きさカラット
カラー
クラリティー
形状カット
記されていてこれをダイヤの4cと言います。この4cによって、品質も値段も決まってくるのです。

では、誰が鑑定するのかと言いますと、宝石の鑑定士の資格を持った人が鑑定します。(正確には宝石学有資格者と言います)。国家試験の資格ではありません。

一般的には、宝石を鑑定する独立した機関(会社)がありまして、そこで鑑定してくれます。お金さえ払えば誰でも鑑定してもらうことが出来ます。(ちなみに東京だけでも宝石の鑑定機関は何十社もあります。鑑定士は日本全国に数百人います)
鑑別書とは
これは、この石は何か?と言うことが記載された書類です。簡単に言いますと「本物か偽物か」と言うことが書いてあるだけです。鑑別する人は、やはり鑑定士です。

しかし、これは結構いい加減でして、世の中の鑑別の基準がよく変わるのです。また全く精巧な偽物も世界中で日々開発されています。鑑別の技術がこれに追いつかないと人工石を「天然」と鑑定してしまいます。これを恐れる鑑定機関は「この石は鑑定不能です」なんて話もまれにあります。
保証書とは
これは宝石を売ったお店がお客に対し

「この商品は間違いありません」

等と、品質を保証する書類です。第三者的機関である専門鑑定所の発行する物ではありません。

「では、何を保証してくれるのか?」

売った品物の価値を保証するなんて立派な所はまず無いので、多分「その宝石は本物です」と言うことを保証するのだと思います。

しかし、大抵の場合保証書には商品の写真が添付されて
いません。ですので、将来何か問題が起きた時に、保証書記載の内容と現物の宝石を結びつけるものが存在しないので、「この保証書の宝石とは認められない」と言われたらどうしようもありません。

しかし、信用の置けるお店で買う分には問題ありませんので、気にする必要もないでしょう。
では、宝石を購入する時にこれらの鑑定書や鑑別書は必要なのか?またはあった方が
良いのかと言う事になりますと…。

まず第一に必要な事は

「信用の出来るお店で買う事」

でございます。その店が信用出来るか出来ないかは、その店の歴史を見ればわかります。何十年も長い間商売を続けているようなお店でしたら、まず信用出来ます。
変な物を販売していたら長続きはしないからです。また、業者仲間からも相手にされなくなります。ですから、業歴を見れば信用出来るかどうかの判断基準になります。

ですが、個人から買う場合や、イマイチ信用出来ない(知らない)お店から買う場合は、
信用出来る鑑定機関の(悲しい事ですが、いい加減な鑑定機関もあります)鑑別書なり
鑑定書はあった方が良いと思います。

また買った後でも、いつでも鑑別書(鑑定書)は作成する事が出来ます。
料金は鑑定機関によりますが、大体3,000円〜5,000円くらいで作ってもらえます。

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